貧しかった。

 

 

 

幼い頃の馬場の家は、けして裕福だとは言えない家庭だった。

 

 

 

冷蔵庫の中はスッカスカなのが普通だったし、馬場はいつもお腹がペコペコだった・・・

 

 

 

ある日、馬場の両親が長い間出かけることになり、馬場が留守番をすることになった。

 

 

 

最初の数日は全く問題なく過ごせた。

 

 

むしろ、かなり自由なので、はしゃいでいたと思う。笑

 

 

 

でも、しばらくしてから深刻な問題が浮き彫りになってきた・・・・

 

 

 

 

「食べ物がねぇ・・・・・涙」

 

 

 

スッカスカだ。

 

 

冷蔵庫の中は完全にスッカスカだった。笑

 

 

 

あるのは、卵1つだけ。汗

 

 

 

もちろん、当時の馬場は料理なんてできないから、卵焼きなんかつくれない。(あ、今も料理できません。汗)

 

 

 

「生か、生の卵は旨いのか・・・?」

 

 

 

餓えていた馬場少年は、生で卵を飲み込む勢いだった。汗

 

 

 

しかし、やはり生の卵だけを食べるというのは、かなりハードルが高かったので諦めた。笑

 

 

 

そして、空腹を忘れるためにも馬場少年は外に遊びにでかけた。(現実逃避である。笑)

 

 

 

そして、友人達とサッカーをして楽しんだあと、以前として残っている並々ならぬ空腹感に馬場少年は参ってしまっていた。汗

 

 

 

「お腹がペコペコで死にそうだよ。でも、うちには卵1つしかないんだ・・・」

 

 

 

ボソッと友達の前でつぶやいていた・・・

 

 

 

すると、優しい友達だった、たっくんが真剣な表情をしたまま家に走って帰ってしまった。

 

 

 

「ん?・・・」

 

 

 

と疑問に思いながらも、空腹で死にそうな馬場少年はそのまま家に帰った。

 

 

 

しかし、家に帰っても、相変わらずの空腹で本当に死にそうな気分だった。

 

 

 

すると、

 

 

 

ピンポーンとチャイムがなった。

 

 

 

それは、たっくんとたっくんのお母さんだった。

 

 

 

そして、たっくんは熱々のご飯が入っている弁当箱をくれた。

 

 

「これ、ご飯あるから。卵かけて美味しく食べれるよ。卵かけご飯ていうんだ。醤油もかけるといいよ。」

 

 

 

そう言って、たっくんは帰っていった。

 

 

 

お腹がペコペコだった馬場は本当に嬉しくて泣きそうな気分だった。

 

 

 

そして、言われたとおりに、卵かけご飯を作って食べてみた・・・

 

 

 

 

「う、う、旨いぃぃぃぃ!!!!」

 

 

 

あまりの美味しさに、そう叫んでしまったことを今でもハッキリと覚えている。汗

 

 

 

フカフカでアツアツのご飯に、黄色くてトロトロの卵が絶妙に絡みあい、醤油をかけることで味はさらにまろやかになった。

 

 

 

口に一口入れるだけで、卵の濃厚な風味とご飯の柔らかい甘味が口全体にブワァーツと広がっていった・・・

 

 

 

 

「なんじゃこりゃぁぁぁ!!!」

 

 

 

 

と身体中の細胞が盆踊りしているようだった。笑

 

 

 

 

まさに、天国の食べ物。

 

 

いや、幻の卵かけご飯だと思ったものだ。笑

 

 

 

それくらい、当時の馬場少年が食べた卵かけご飯は絶品だった。

 

 

 

おそらく、異常なほどの空腹とたっくんの優しさが合わさったことで、あの美味しさが実現したのだと思う。

 

 

 

もちろん、今でも、たっくんは大好きだ。笑

 

 

 

正直な話、馬場の人生であの幻の卵かけご飯ほど美味しいと感じた食べ物は全くない。

 

 

 

 

確かに、アフィリエイトとか不動産とかで稼げるようになってからは、高級なステーキだの、フレンチだの、ミシュランの星なんちゃらだのを食べてはみたけれど・・・・・

 

 

 

 

 

どれも、あの卵かけご飯の感動には遠く及ばない・・・

 

 

 

細胞が、全く盆踊りを踊らない・・・笑

 

 

 

こういう事実を体験してしまうと、人間の感動とか、楽しさと物の値段はあまり関係ないのではと思ってしまう。

 

 

 

それは、もちろん食べ物だけではない。

 

 

 

 

最近なんかは、お気に入りの金のロレックスが、そこらへんのデパートなんかに売っている3000円の金メッキの時計にイタズラで交換されていることにも全く気づかなかった。汗

 

 

 

確かに、なんか軽い気はしたけれど・・・・

 

 

 

購入する時に、あんなに金のロレックスについて熱く語っていた馬場が、そんなヘマをしたのかと思うと本当に恥ずかしい。汗

 

 

 

やはり、物の価値というものは、相対的なものだと思う。

 

 

 

 

「こんなのは当たり前・・・」

 

 

 

そう感じてしまった瞬間にあらゆる物が石ころになってしまう。

 

 

 

逆に、感謝せざるおえない状況においては、馬場少年の例のように、

 

 

卵かけご飯だけで、魂が震えるほど感動できるのだ。

 

 

 

だからこそ、何事にも感謝というか、ありがたいなと思う気持ちは大切にしていきたい。

 

 

 

そして、今、こうして好きな記事をあなたに向けて、のんびり書いているのだって感謝すべきことなのかもしれない。

 

 

 

価値とは相対的なもの。

 

 

 

当たり前ではなくて、感謝する。

 

 

 

この2つの教えは、今後も心のポケットにしまっていこうと思う・・・

 

 

馬場

 

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